2006年度活動

06-04 上申書 提出

上 申 書
平成18年4月吉日
  羽田あきら福山市長殿
           芦田川ルネッサンスネットワーク
            共同代表  井上  清
むかし むかし
地球規模での自然破壊、環境破壊が憂慮されています。
福山市民憲章は、美しい街作りと健康で平和な、社会形成を標榜しています。
歴史をくつがえすことは出来ませんが、わが福山市において、河口堰については、常時開放、必要時開閉することによってもとの芦田川河口に復活することが出来るのではないでしょうか?
「河口の上流で、しじみ、沖に出ればおおがい、あさり、はまぐりなどいっぱい取れた。朝ちょっと出かけただけで、その日のおかずが賄えた。」
芦田川河口付近は魚介類の宝庫であると同時に、のり養殖の最適地だった。
むかしの芦田川を知っている人は、口をそろえてこう言います。
私が、子どもの頃は、はだし(素足)で川のなかに入り、砂あそびやしじみ貝、はまぐり堀り、かれいや草ふぐを追っかけ川の中を走りまわったものです。
大人になってからは、子どもをつれてハゼやママカリ、さより、ギギ釣りを楽しみました。私にとって、芦田川(神島橋から南)は自然の公園でした。
川の水質をよくするために、きれいにするために、私たちの暮らしを見つめなおすことは、もちろん大切です。自然の恵みは、美しい風景をもたらすだけでなく、人がまね出来ない巧妙な浄化機能を持っています。その働きの多くは、川と海が出合う場所で繰り広げられています。河口堰が出来てから
河口堰建設当時,環境破壊や生態系の破壊に着目した人は、私たち市民のなかにはいませんでした。
河口堰ができてから、福山市で最大の自然公園はなくなり、かわりにゆすり蚊とアオコの発生する水質の悪い湖ができました。
特に、雨の少ない夏場には、アオコが発生、赤潮のもとになる悪水湖に変身します。25センチクラスのへら鮒が死ぬる酸欠、大腸菌の大発生、泳ぐとカイカイ病になり、ウインドウサーフィンが楽しめない湖が出来上がりました。
河口堰下流の海洋部では、ヘドロの堆積、干潟の消失、汽水域消滅 赤潮発生源など、環境破壊の極に達しています。河口堰の必要性(日本で最初の河口堰)
戦後の復興期を経た1950年台半ば、国は、地方の発展をねらい、地方産業基幹構想を打ち出しました。全国で、大企業誘致合戦の機運がたかまる中、当時の徳永豊福山市長は、大昭和製紙など数社と交渉。のり養殖漁業関係者の反対などで、頓挫する中、日本鋼管(NKK)の地方進出をキャッチし、徳永市長は、1961年(S36年)10月、「工業用水の心配はいらない、福山には、芦田川という一級河川がある」などと、説明しながら、NKKと誘致協定の調印に漕げついた。と伝えきいています。
福山に宝の船がやってくる。一地方都市から工業都市に生まれ変わる。行政、産業界、一般市民にいたるまで、宝船の話題であふれ、事実、人口10万人は30万人に、現在は44万人になりました。
市がNKKと交わした工業用水の量は、日量30万トン、市は、1963年(S38年)御幸町中津原の浄水場の増強に着手、三河ダムのかさ上げ工事などしました。まだ不足するので、約束の達成のため、貯めて用水を確保する河口堰の計画がすすめられました。宮沢喜一先生も全面的に応援をしてくださり、
全国で、はじめての河口堰は、こうして(S56年6月)完成しました。
工業用水は十分賄えるようになりました。
前三好章市長も「河口堰のおかげで、一地方都市から工業都市に生まれ変わった。堰の果たした役割はおおきい」と話されています。

河口堰の目的
1工業用水の確保
2高潮被害の防止八田原ダム 
八田原ダムの目的
1台風のとき、一時的に大雨をダムに貯めて、下流の水位が増えるのを抑える。
2雨が長期に降らないとき、水を流して川の流れを保つ。
3水道水や工業用水、農業用水を補う。
  福山、府中、新市、神辺へ水道水 12万トン/日
  福山市工業用水に         5万トン/日
1980年(S55)工事用道路に着手
1994年(H6) 試験貯水開始
1998年(H10)完成、竣工1994年(H6)の異常渇水時に八田原ダムが完成していれば、給水制限は避けることが出来ました。(国土交通省の冊子)
八田原ダムの貯水量は2300万トンです。夏場に約3ヶ月降雨のない渇水年に、福山市へ通常通り15万トン供給したとしても、同年9月末現在でダムには、約1000万トンの水が残る計算となり、結果上水道、工業用水ともにまかなえます。

八田原ダムの弾力的運用
常時満水位まで水があるとき、ダム湖にボートを浮かべて、上を見上げれば、てっぺんまで18mあります。河口堰の水500万トンを移せば、水位は3.5m揚がります。それでも14.5mの余裕があります。水量にして2900万トンの余裕です。
八田原ダムの常時満水位を固定せず、弾力的に運用しましょう。
具体的には、満水位3000万トンを3500万トンとし、台風の接近が近い時は、500万トンを前もって放流します。安全を確保しながら、一時間あたり、いくらの水を放流できるか、八田原ダム管理所では計算が出来ていると思います。下流には、放流時の警戒警報の設備は整っています。
近年の気象速報をテレビで見れば、いつ、どのくらいの台風が来るかは、何日も前からわかります。

箕島工業用水浄水場と神島潮止め可動堰
工業用水を、八田原ダムから浄水場まで送るには、芦田川を使いますが、二つの方法が考えられます。
1.御幸町の七社堰でとめて、久松農業用水路を利用する。
25万トン/日の容量があるそうですが、過去数十年の間に12万トン/日が最高だったそうで、余裕容量は十分あります。
2.神島橋下手に、潮止めの堰がありました。先年、神島橋アンダーパスを作ったこともあり、河積確保のため国土交通省は撤去しました。
その場所へ、福山市からの要請があれば、可動堰を検討してもよいそうです。
そこより左岸の用水路を使い、浄水場まで送ります。
可動堰であれば、平常時は潮止めの働き、台風の時は寝かせてスムーズに水を、流出し災害を防げます。
1.2.どちらの案でも、用水路の整備(浄水路、悪水路、工業用水路の3本)は必要です。
私は2案が、良いと思っています。

河口堰の運用について
現在のまま、国土交通省福山工事事務所芦田川河口堰管理支所に管理運用してもらいます。
1.平常は、全門開放し、潮の干満にまかせ潮止めの堰まで自然にまかせる。
2.夏の水シーズンの場合など、ボート競技、ウインドウサーフィンにあわせて、市民またはクラブより、申請があれば午前中の満潮のとき全門閉めて海水湖をつくる。午後からの満潮時に全門開放する。
3.台風、満潮、高潮が重なるときは閉める。結論
河口堰の全面開放は、福山市民に市最大の自然公園を提供し、なおかつ、
自然環境の改善に寄与するものと思います。
土木工事に多大のお金が必要ですが、自然環境復活を思えば安いものと考えます。
国土交通省福山工事事務所も広島県も、福山市から、依頼、相談があれば、十分前向きにご協力いただけると理解しています。
羽田あきら市長の諮問委員会として、「芦田川河口堰開放検討委員会」を作り
全国で、第一番目に完成した河口堰を、全国で初めて、環境保護のため、開放する福山市に、なっていただきたく上申する者であります。

06-4-3 芦田川大橋左岸河川敷 花壇造り 主催

3/3〜4 機材搬入・組み立て
3/4 土砂搬入 3/5 植込み
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06-5 「福山ばら祭り」 参加

活動展示 焼きそば販売

  

06-6 岡山弁護士会との懇談会 主催

06-7-9 河口堰左岸 草取り(国交省)

06-7-17 「家族環境小学校 IN 福山港」参加


 

06-09-15 芦田川ルネッサンスレットワークの提案

芦田川河口堰全面開放のため
         芦田川ルネッサンスネットワーク 共同代表  井上 清
1.河口湖の水 500万トンを八田原ダムへ溜める。
2.神島橋下手に可動堰を設置する。
3.左岸より箕島工業用水場まで、水路を整備する。
以上の案に対して、
6.12 水道局 梅田中津原浄水場長より、回答があった。
不可能である。
その理由
1.工業用水は必要だ。(7万トン/日)
2.河口堰建設費を今も支払っている。
3.可動堰や水路整備の費用を、水道料に上乗せしなければならない。 (近隣市町村では一番高い、受益者負担の原則)
国土交通省の回答
7.25 河川担当 横辺副所長
洪水調節容量が少なくなることは、原則反対です。
芦田川ルネッサンスネットワークの今後の提案
1.自然を取り戻すための工事資金は、市税、県税、国税の中から捻出せよ。
2.国土交通省は、ダムの弾力的運用をはかれ。
3.福山市は、河口堰開放検討委員会を国土交通省とともに作れ。
今後の活動方針を考えましょう
1.デモをする。(みのみ大橋から市庁舎まで)
2.講演会をする。
3.勉強会をする。
4.市会議員、県会議員に働きかける。

06-10-7 河口堰開放を求めて 海陸合同デモンストレーション

新聞記事
共同代表  井上  清
2006年10月 7日 (土) 晴天・強風 
燧灘漁業組合との合同デモは、NHKテレビや新聞各紙に報道していただき、市民・行政の皆様に芦田川河口堰の問題を考えていただく、きっかけになったと思います。
私たちが希望しています河口堰の開放は、自然を取り戻すことが目的です。
1.河口堰を原則常時開放する。(撤去ではありません)
2.工業用水確保のため、代替水源として
八田原ダムを弾力的に運用して500万トンを確保する。
3.神島橋下手に潮止め用可動堰を新設する。
4.芦田川左岸の用水路を整備し、箕島浄水場に送水する。
5.そのための、芦田川河口堰常時開放検討委員会を、福山市長の諮問機関として、設置していただきたい。以上が主な要点です。

最近、反対意見とか消極的意見がだんだんと見えてきました。
1.水道事業だから、工事費を水道料金でまかなわなくてはならない。今でも水道料金は、近隣市町で一番高い。資金の目途がたたない。工業用水だと言っても、JFEも賛成しないだろう。
私の考え 
自然を取り戻すための工事費だから、市民税・県民税・国税で負担するべき
2.八田原ダムへ貯水するとすれば、500万トンでは足らない。3000万トン上乗せしなければならない。なぜなら、八田原ダムへ流入する降雨面積は、芦田川流域の6分の1だから
私の考え 
八田原ダムから、水路(パイプライン)を引いて、箕島浄水場に送るならその計算になるでしょう。
3.河口湖の水質改善には、市民の協力が欠かせない。合併浄化槽や下水道整備が先だ。
私の考え 
大切なことです。平行して促進するべきと思います。
芦田川全体の水質浄化と河口付近に自然を取り戻すことは、別問題でしょう。